こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。
・インスタグラム復活しました、、、
アカウントは hands.on.denim です。
↓
https://www.instagram.com/hands.on.denim/?hl=ja
今回紹介するのは インシーム詰めの全体テーパード加工 です。
依頼が多いので、紹介することが増えてきましたね、、、
※テーパードのシルエットはもう定番化しているのでは?
(違うパターンを2本紹介します)
イメージ画像を用意しています。
(手書きで申し訳ございません)
おわかりでしょうか?
左右で比較出来るように 書いてみました。
どちらも同じスソ幅の設定になっていますが
全体のシルエットに違いが出ます。
股上から詰めると、股上が浅くなり
太もものワタリも同時に狭くなります。
恐らく、元のシルエットからかなり変わってしまうと思います。
ワイドシルエットが細身のテーパードシルエットになるくらいです。
※やりすぎには注意が必要です。
股の周辺がかなり窮屈になると思います。
それでは紹介しますのでどうぞ!
(画像は全て作業後のアフターになります)
リーバイス501 ビッグE ビンテージジーンズです。
ヒステリックグラマーのジーンズのように全体が細くなっています。
スソ幅は18センチ仕上げです。
18センチ仕上げのオーダーが多いですね!
チェーンステッチ仕上げです。
ビンテージジーンズは元のステッチが歪んているので
それに合わせるのが難しいです、、、汗
真っ直ぐに縫う方が楽なんです。
股上から詰めています。
色落ち具合を見て、わかると思いますが
インシーム部分にダメージがありました。
(これだけ色落ちをするので、擦れていました)
前股は周辺補強を入れています。
(補強のリペアステッチは見えますか?)
裏の 持ち出し というパーツも部分解体してから、リペアしています。
過去の経験から
股上から詰めるテーパード加工をすると
前股に負担が増えて、破れやすくなるからです。
(加工後、すぐに破れたという経験がありました)
以前破れたのは古着の 501XX ビンテージジーンズでした。
今回のも色落ちした古着なので、事前補強は必須だと思います。
2本目の紹介をします。
(テーパード加工後です)
Leeの大戦モデル 復刻ジーンズです。
こちらも、全体に細くなっていまして
元が大戦モデルとは想像もつかないシルエットに変わりました!
こちらはスソ幅16センチ仕上げです。
スリムテーパードシルエット?かもしれません。
詰め幅が広いので、サイドシームの捻じれもそれだけ大きくなっています。
前股から詰めています。
こちらの復刻ジーンズは色落ちも少なくて
生地に強度があったので、補強はしていません。
こちらが501と違うのは
インシームがWステッチ仕様になっています。
裏を見ると、このように処理をしています。
オリジナルは巻き縫いのWステッチ仕様です。
それをインターロックの片倒しにしています。
この処理をしないと、綺麗なライン出しが出来ません。
(表の雰囲気は同じだと思います)
インシーム詰めなので、アウトシームの耳は無くなりません。
(1本目の501ビッグEも同じです)
スソはチェーンステッチ仕上げです。
以上です。
こちらの工賃が
リーバイス501ビッグE
前股の補強リペア 3000円(持ち出しを部分解体リペア)
インシーム股上詰め 全体テーパード加工 8000円
(通常のテーパード加工よりも+2000円)
合計 11000円(別途送料)
Lee大戦モデル復刻
インシーム股上詰め(Wステッチ)全体テーパード加工 10000円
(インシームがWステッチ仕様は+2000円)
股上から詰める全体的なテーパード加工をすると
別物のように印象が変わると思います。
オーダーお待ちしております。
・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。
↓
https://hands-on-jeans.com/nagare.html
・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。
↓
https://handsonjeans.thebase.in/
(BASE検索 hands-on-jeans)