こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。
納期が遅れていて、大変ご迷惑をおかけしております。
アナウンスしている3ヶ月より+10日以上になってきました、、、大汗
本当に申し訳ございません。
(休日も作業していますが、追いつかない、、、)
今回紹介するのはこちらです。
トップボタンが銅色でジッパーフライなので、、、
リーバイス505です。
こちらは66前期モデル(バックポケットシングル)になります。
年代でいうと、1973年~76年頃に製造されたものです。
左右前ポケット入口にダメージが出ています。
スレキ(袋布)もボロボロになっています。
(過去のリペア跡もありますね)
全体が薄くなっているので、新品に交換します。
という訳で、ポケット入口は解体リペアとなります。
(スレキを交換するには要解体なので、、、)
内股部分のエッジがダメージでボロボロです。
そのままリペアでも直せるダメージですが
綺麗に直せる解体リペアをお客様が選ばれました。
※このような場合は
そのままリペア(割安)と解体リペア(割高)の両方の見積もりを出します。
左前ポケット下部分にこのような小穴が空いています。
こちらは強力リペアで穴埋めをします。
という訳で、解体をしました。
解体するのが非常に手間なので、時間が掛かります。
相当な数をこなしていますが、解体作業は早くなりません。
一番手間な工程かもしれませんね。
外したリベットです。
裏がアルミ製になっていて
ちょっと引っ張ると、裏フタがぽろっと折れてしまいます。
経年劣化している証拠です。
裏側に刺さったままのアルミ芯を外しました。
全部綺麗に外せたので、これで表側の再利用は間違いないでしょう。
かなりの数をこなしてきたので、安定感あります。
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それでは出来上がりがこちらになります。
解体リペアなので、綺麗な仕上がりだと思います。
アップです。
エッジ部分も綺麗になりました。
そして、リベット表は全て再利用に成功しました。
各ポケットの裏側です。
表から見えない部分も綺麗に仕上がっていると思います。
依頼主が現物を手に取られて一番喜ばれる部分かも?
裏も綺麗になっていて、嬉しいと良く言われます。
新品に交換したポケットスレキ(袋布)です。
しなやかなで強度もバッチリです。
前ポケットをガンガン使えますよ!
リベット裏は既製品に交換となりますが
素材はオリジナルを意識してアルミ製にしています。
前ポケットデニム生地の裏側です。
ダメージ周辺の弱い部分も補強しています。
股のリペア後です。
解体リペアなので、綺麗な仕上がりだと思います。
アップです。
前後の縫い合わせでお尻側が少し左にずれているのは
わざとやっています。
リペア前画像を見ると、元々そうなっているのがわかると思います。
※ビンテージ物は縫いがずれているのも、ビンテージらしい味なので
出来るだけ再現しようと思います。
裏からもお見せします。
ダメージの周辺生地も弱っていたので
補強しています。
それほど広範囲ではありませんが、、、
最後に小穴の強力リペアです。
強力リペアで穴埋めすると、生地の硬さが気になるのですが
このくらいの大きさだと、ほとんど気にならない思います。
以上です。
今回は解体リペアが多くて、当店の技術が出せたのでは?
なんて思いました。
納品後に、依頼主から
「よくここまで直せましたね! 苦労されたでしょう」
との コメントを頂きました。
解体リペアの大変さを理解して頂き、嬉しかったです。
こちらの工賃ですが
左右前ポケットの解体リペア(コインポケット、向こう布の補強リペア含む)10000円
左右前ポケットのスレキ(袋布)交換 7000円
リベット表の再利用成功 500円×6個
股の解体リペア 6000円
小穴の強力リペア 1000円
合計 27000円(別途送料)
オーダーお待ちしております。
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