S47(TP)制作 その3 ・プロトタイプジーンズ デニム生地の検証

こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。

※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。

インスタグラム投稿の際は ハッシュタグ ♯handsondenim をお願い致します。

では、前回の続きになります。

新作オリジナルジーンズ S47(TP) に採用したデニム生地の検証です。

試作品(プロトタイプ)ジーンズの上に生地のスワッチを並べています。

実はこれ、、、

502XX(501XXのビッグサイズ) 47モデル デッドストック

オーバーホールリサイズ時 の切れ端になります!

旧ブログで紹介しておりました。

(2015年の出来事です)

こちらをクリック

依頼主さまのご厚意にて

余った生地は自由に使ってください。

今後のデニム研究に役立てて欲しい!

との事でした。

貴重な素材を提供してくださり、本当に感謝しております。

このスワッチをデニム制作のスペシャリストに貸し出して

調べて頂いております。

そのスペシャリストとは、児島で活動する昔からの 友人N氏 です。

N氏は 某有名レプリカジーンズのOEM生産を仕事にしております。

(私と同年代、、、児島のデニム業界一筋25年)

取引先への影響がありますので、ここで具体的な名前は出せません、、、汗

※OEM生産とは、、、製造を発注した相手先のブランドで販売される製品を製造すること。

N氏がオリジナルレシピで開発したデニム生地が

取引先にそのまま採用される なんて事も日常的です。

N氏がこの生地をばらして、検証した結果、、、

このデッドストック47デニム独特の青味は、、、天然インディゴだろう。

という事でした。

天然インディゴ100%デニムとデッドストック47デニム比較をした

過去ブログがあります。

こちらをクリック

この過去ブログの検証結果としては、、、

天然インディゴ100%の青さよりも、

デッドストックの47デニムは濃くて深みのある色でした。

さて、ここで違うジーンズの色落ちを見てください。

ハンズオンのオリジナルジーンズです。

左が2ndモデル 右が3rdモデル になります。

昔制作していた、3部作です。

どちらも私が2年位穿き込みました。

(洗濯は10回以上行っております)

・左の2ndモデルは 特濃合成インディゴ 染めの生地

・右の3rdモデルは 天然インディゴ100% 染めの生地 です。

左が特濃合成インディゴ 右が天然インディゴ100%

違いは明らかです。

今回のデッドストック47デニムですが、、、

左の 特濃合成インディゴの深み

右の 天然インディゴ独特の青味

この二つの要素が合さっているイメージです!

さて、話を戻しますよ!

デッドストック47デニムのスワッチと

S47プロトタイプのジーンズ生地を重ねてみました。

色味、風合い、生地の縦ムラ感など、、、

かなり近いと思います。

N氏のアドバイスにて、この生地を選びました!

今回採用した S47モデルの生地の正体とは、、、

合成特濃インディゴ50%+天然インディゴ50%

という 2種類の染料をブレンドした コダワリのデニムです!

染料をブレンドするんですね、、、

何だか、コーヒーみたいです、、、笑

という訳で、

特濃合成インディゴの深みと天然インディゴの青味を兼ね揃えたデニムです。

どんな色落ちをするのか、楽しみですね!

ファーストサンプルが縫い上がったら、

こちらのプロトタイプジーンズを穿き込みしたいと思います。

では、引き続きよろしくお願い致します。

・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。

https://hands-on-jeans.com/nagare.html

・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。

https://handsonjeans.thebase.in/

(BASE検索 hands-on-jeans)

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加