リーバイス S501XX 復刻 カスタマイズ! ボタン、ベルトループ交換。細かいステッチをやり直し。

こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。

※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。

インスタグラム投稿の際は ハッシュタグ ♯handsondenim をお願い致します。

今回紹介するのは、こちらです。

新品のジーンズ!

リジッド(生デニム)の状態でした。

リーバイス S501XX 復刻

通称 大戦モデル!

ビンテージデニム好きだったら、憧れる大戦モデルです。

こちらをカスタマイズして欲しいという依頼です。

紹介の前に、こちらのブログをご覧ください。

私物紹介 リーバイス501XX復刻を 1946年風 にカスタマイズしてみました!

こちらのブログを参考にされたそうです!

(ディテールを変更した、大人のカスタマイズ)

私の好みに 共感 されたお客様だったみたいです、、、

嬉しいですね。

ビフォー画像をもう少し紹介します。

今回は、復刻版を よりリアルな ビンテージ仕様に変更していきます!

それでは、カスタマイズの途中です。

こんな感じでパーツを外しています。

ボタン、ベルトループ、革パッチを外しました。

ウエスト上のシングルステッチ(Vステッチ)は全て解きました。

アウトシームのステッチも解きました。

(脇押さえのサイドステッチも解きました)

さあ、これで下準備が整いましたよ!

出来上がりがこちらになります

ディテールの変更なので、マニアックな作りです。

細かく解説していきますね!

脇押さえのサイドステッチ

極太のイエロー綿糸に変更しました。

アウトシームのステッチも同様に

極太のイエロー綿糸に変更しました。

シンガーのアンティークミシンを使っております!

糸締まりが良いのが特徴です。

極太の綿糸もグイグイ食い込んで縫ってくれますね。

アウトシームの糸が 極太の綿糸だと どう違うのか?

現在、私が穿き込み中の オリジナルジーンズS76です。

アウトシームの色落ちです。

このミシンを使って、同様に極太の綿糸で縫っています。

アップでどうぞ!

アウトシームの縫い合わせで ステッチ跡が浮き上がっているのがわかりますか?

マニアックですよね、、、笑

501XXなどの、1950年以前のビンテージジーンズをお持ちの方は

知っていると思いますが、、、

アウトシームのアタリはこのステッチが反映しています。

(ステッチのボリューム感が表に出ているのかな?)

依頼主さまも ビンテージジーンズをお持ちで

この部分のステッチを気にされておりました。

こうゆうエイジングに育てたい!

との事でした。

※注意事項です。

アウトシームのアタリ感は一度出てしまうとそれが残ります、、、汗

なので、変更しても元のアタリ感が影響します。

仮に、アタリ感がある状態で縫い直しをすると、、、

元のアタリ感がずれて、カッコ悪いと思います。

なので、今回のようにリジッド(生デニム)の状態で

仕込んでおく必要があると思います。

ご注意ください!

アウトシームを解くという事は、、、

スソも解いてから、縫い直しになります。

チェーンステッチ仕上げです。

当店では8ミリ幅のステッチを採用しております。

こちらのビンテージミシンを使っております。

ユニオンスペシャル 43200G スソ縫い専用です。

こちらは有名なので、説明不要だと思います。

このミシンで縫うと、スソのアタリ感が 斜めにうねった雰囲気になります。

ビンテージデニム愛好家が好む ロープ状のエイジングが楽しめます!

次に、ベルトループを極太(15ミリ幅)に変更しました。

大戦モデルの頃は、ベルトループが極太なんですよ、、、

ここが変わると、一気に雰囲気が変わると思います!

ベルトループは当店で作成した物になります。

生地が若干違うかもしれませんが、、、

当時のビンテージジーンズも、身頃とベルトループの生地が違う物はありました。

ある意味、色落ちの違いを楽しめる のかもしれませんね、、、

こちらのベルトループ生地は 12オンス位 のややライトオンスです。

それも、当時の仕様に多かったので再現しております。

ベルトループを制作しているミシンも、、、

アンティークのユニオンスペシャルを使っています。

特注で作った金色のラッパ(アタッチメント)もポイントです!

これで縫うと、ループの中央が微妙に盛り上がるので、、、

使い込むとエイジングが楽しめますよ!

ボタンの変更です。

トップを鉄製の月桂樹ボタン、フライを鉄製のドーナツボタン に変更しました。

内部のツープロング(二本爪)が見えるのが、カッコ良いですね!

※復刻ボタンはツープロングが見えない仕様になっています。

そして、ボタン裏はドーム状になっています!

これも当時のビンテージを再現した部分になっています。

※復刻ボタンはフラットな形状になっています。

ボタン横のVステッチが見えているので

解説したいと思います。

ウエスト上のシングルステッチは最後、V字で縫い終わるようになっています。

ここは あえて鋭角にしてみました。

ここは私の好みで、縫っております。

※ビンテージジーンズは個体差が大きいので

いろんな角度があります。

ウエスト上のシングルステッチもビンテージ同様に

細かい運針のステッチワークにしております。

ベルトループの仮止め(通称バンザイ縫製)に変えています。

かなりマニアックな部分ですが、、、汗

パッチの縫い付けは帯縫いと同時にやっております。

一筆縫いです。

わかる方には、わかると思います、、、

こちらの細かいステッチを縫っているのも、、、

ビンテージミシンです。

シンガーのミシンは縫い目がとても綺麗だと思います。

ステッチのリペアでもこのミシンを日常的に使っております。

という訳で、、、

マニアックなディテールの変更をした

大人なカスタマイズでした!

これからリーバイスの復刻を穿き込みしたいという方

よりリアルな ビンテージ仕様 にカスタマイズ可能ですよ。

今回の工賃ですが、、、

過去ブログのセットメニューを参考にしてください。

Aセット トップボタン、フライボタン、リベットの変更 6000円

Bセット ベルトループ交換、Vステッチ変更、サイドステッチ変更 6000円

A+Bセット価格 10000円

ここからアウトシームの縫い直し+スソ縫いチェーンステッチ仕上げ

+4000円

合計14000円(別途送料)となります。

納品後、喜びのメールを頂きました!

(ほっと一安心です)

オーダーお待ちしております。

・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。

https://hands-on-jeans.com/nagare.html

・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。

https://handsonjeans.thebase.in/

(BASE検索 hands-on-jeans)

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加