縦方向のダメージリペアは難しいです、、、汗 リペア例を3つ紹介します。

こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。

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今回はちょっと変わったダメージリペアを紹介したいと思います。

バックポケット付け根 縦方向の破れです、、、汗

(逆さまに撮影しております)

えっ、、、生地が縦方向に破れる事があるの???

レアケースだと思いますが、、、あります。

原因はよくわからないです。

しかし、何らかの負荷が掛かって

下地が耐えれない場合は、縦方向に破れてしまう事があります。

色落ちしたデニムに多い現象なので

やはり下地が弱っているのも要因の一つだと思いますが、、、汗

リペア後がこんな感じになりました。

縦方向のダメージリペアは技術的に難しいです、、、汗

そして、下地の補強も重要です。

補強する為には 要解体リペアとなります。

今回のケースでは、ここまで補強が必要だと判断しました。

色落ち感+生地が弱っている感 両方を見極める必要があります。

お客様目線だと、破れをチャチャっと 直してくだいね!

というイメージですが、、、

そうじゃありません、、、汗

今回のリペアで重要なのは周辺補強です。

(負荷が掛かる部分が広範囲です)

ご理解ください。

2例目です。

内股から縦方向にビリビリ!っと破れております、、、汗

しかも、周辺に縫い代が重なり合っております。

こうなると、要解体リペアです。

リペアが難しい縦裂け+手間の掛かる解体リペア

という二重苦、、、汗

丁寧に解体します。

内股+前股 両方の解体が必要ですね、、、汗

出来上がりが、このようになりました。

いやー 再構築がとても難しいです。

仕上がりもこれが限界です。

※通常の 股の解体リペア より、倍以上の時間が掛かっております、、、汗

ダメージ周辺の補強はこのようになりました。

股は可動域なので、補強範囲は少ない方が 穿き心地が良く なります。

しかし、補強範囲が少なすぎると リペア後に破れる恐れがあります。

いやー 色んな意味で 難易度が高いです、、、汗

3例目です。

これは、、、

激しい、、、滝汗

リペア前に お客様にお伝えした事は

「直せますが、どうしても仕上がり(見た目)は悪くなります、、、涙」

そのように 説明させて頂きました。

お客様は「それでも良いので、穿き続けたい」

「何とかリペアをお願い致します」

というご依頼でした。

ここも、縫い代が重なる部分なので

要解体リペアです。

※解体の画像が無くてスミマセン、、、

それでは、出来上がりがこうなりました!

ここまでダメージが激しいと(しかも難しい縦裂け)

どうしてもリペア跡は目立ちます。

アップでどうぞ!

縫い代は 解体+再構築なので 綺麗になっています。

お尻中心の カーブ縫製の再構築は 難易度MAX です!

しかもその脇がビリビリに破れていました、、、滝汗

裏からご覧ください。

今回も広範囲に補強しております。

ここまで補強をしないと、破れが出そうな感じでした、、、汗

という訳で、今回はリペアが難しい

縦裂け の例を3つ出しました。

技術的に直せない事はありませんが、、、

どうしても直した跡が目立ちます。

ご理解ください。

宜しくお願い致します。

・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。

https://hands-on-jeans.com/nagare.html

・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。

https://handsonjeans.thebase.in/

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