リーバイス501XX 1937モデル ビンテージ 超ボロボロ 生地欠損多数 オーバーホールリペア

こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。

※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。

インスタグラム投稿の際は ハッシュタグ ♯handsondenim をお願い致します。

今回紹介するのは、、、

本当に激しかった、、、大汗

ハンズオンのリペア歴においても、5本の指に入るであろう、、、超大作でした。

今回は画像が非常に多いです。

説明文も長くなりますが、宜しくお願い致します。

それではリペア前のビフォーから行きます!

レングスがカットオフされた状態で、リペア跡の当て布も外されています。

股の部分もぐちゃぐちゃですね。

右アウトシームと内股も解体されています。

もうボロボロです、、、汗

左前ポケットにはリベットが付いていません。

お客様が用意されたビンテージの中古リベット

コチラを付けます。

後ろポケットも外されています、、、汗

これを直して欲しいとの依頼です!

欠損部分が多すぎます、、、涙

しかも、、、

股リベット付き(リベット刻印Co) シンチバック付きという事は、、、

リーバイス501XX 1937年モデル

スーパービンテージです!(復刻ではありません)

これを何とか着用出来る状態にして欲しいとの事です。

うーん、、、受けるかどうか悩みました、、、汗

こんなにボロボロだけど、スーパービンテージです。

資料的価値もあります。

恐らく、この状態でも売れるでしょう。

そんな、幻の一品です。

そして、欠損した生地の手配をどうするのか?

という事もあります。

お客様と直接お話をさせて頂きました。

とても長いお話(やりとり)になりました。

スーパービンテージの1点物

失敗は絶対に出来ません、、、大汗

色々なやりとりを行った結果、

欠損した生地素材やパーツは 全てお客様が用意する。

という条件を受けて頂きました。

※こちらが準備すると、色落ちのニュアンスが好みにならない可能性があります。

お客様が厳選した素材で直す事で、間違いはありません。

また 直し方や、ニュアンス等々

色々とこだわりをお持ちで、、、

沢山の要望を言われました。

コチラの返答としては

100% イメージ通りに出来るか わかりません。

出来る限り、そうなるようにベストを尽くします。

という事で納得して頂きました。

簡単に ハイ出来ます! なんて言えるレベルの

ダメージではありません。

リペア優先順位としては

1 衣類として、着用可能な物にする事

2 全体のイメージとして、リペア跡を魅せるように

雰囲気を馴染ませる事。

3 指定された寸法に仕上げる事。

という感じです。

前置きが非常に長くなってスミマセン。

それらを踏まえて、出来上がりのアフターをご覧ください。

どうぞ!

何とか、着用出来る ジーンズの形に出来ました!

移植用のドナーに古着ジーンズを4着使いました。

(お客様が用意された物)

左前ポケット入口はダメージの雰囲気を残しています。

欠損していたリベット表を再利用取り付けしました。

裏側は既製品に交換しています。

ぐちゃぐちゃだった股は 解体リペア をしました。

リベットは外して、リペア後に表を再利用取り付けをしました。

(裏側は既製品に交換しています)

ガッポリ穴は古着デニムで魅せるリペアです。

穴の周辺補強もしっかりと行っています。

破れていない部分の周辺補強もしっかりと行っています。

切りっ放しだったスソは継ぎ足しました。

股下寸法指定で伸ばしました。

スソはチェーンステッチ仕上げのアタリ出し加工を行っています。

アウトシーム部分に耳(セルビッチ)が来るようにしています。

右足も継ぎ足しにて、伸ばしました。

左足のシルエットに合わせて、組み合わせました。

501XXは生地が捻じれています。

これを馴染ませるには、感覚的な作業が必要でした。

全体の色落ちに馴染むように、位置を決めるのが難しかったです。

単純につなぐのではなくて、ヒザ位置の色落ちが

元から穿いたように自然な位置に来るようにしています。

右足も裾上げアタリ出し加工を行っています。

右足も同じく、アウトシーム部分に耳(セルビッチ)が来るようにしています。

色々な条件がある中で、困難な作業を行っています。

こうゆう作業は本当に難しいです。

技術とセンス、両方が必要だと思います。

後ろ身頃を見ていきましょう。

欠損して無くなっていた、左右後ろポケットを取り付けしております。

古着生地のチョイス(全体に馴染む色合わせ)が難しいです。

右後ろポケットにはリーバイスのビンテージ赤タブを付けております。
(お客様が用意された物)

アーキュエイトステッチを入れております。

※リーバイス社製品限定のサービスです。

リーバイス社の商標登録なので、他社製品には出来ません。

当時の資料を参考にして、

いびつな縫い方、少し下がった配置、センターがクロスしない

1937年モデルのアーキュエイトを再現しました。

ガッポリ穴の魅せるリペアです。

サイドの周辺補強もしっかりと行っています。

このような段差の縫い継ぎは難しい部分です。

左足のカカトも クッションしわ が来るように

生地を選んでみました。

本当に悩みながらの、作業が続きました、、、汗

縫い継ぎですが、リペアの技術で継いでいます。

通常、リメイクの場合は縫い代(シーム)を作りますが

今回は自然な感じを出す為に、このように処理してみました。

※ロールアップでも穿くので、このような処理にして欲しいとの要望がありました。

右足のカカト部分です。

少しアタリ感が少ないです。

元のダメージをリペアしています。

どうしてもこの位置でこの色落ち生地が欲しかったので

(フロントのヒザの色落ちに場所を合わせる為)

ここはリペアが必要でした。

※ダメージが無かったら、もっと綺麗にアタリ出し加工は出来ます。

ぐちゃぐちゃだった内股部分です。

解体リペアを行っています。

完全に生地が欠損していたので

古着デニムを移植しています。

なるべく自然に馴染むように努力しました。

最後に裏側からどうぞ!

グレー色の生地で補強をしています。

フライボタン下の 持ち出し部分 もリペアが必要でした。

切りっ放しのディテールも残しています。

ぐちゃぐちゃだった股を元に戻すのは、本当に至難の業です。

股リベットの裏側は既製品に交換となります。

お尻から股までの補強を行っています。

欠損していた隠しリベットを再現しました。

元リベットの穴はリペアで塞いでいます。

(ビンテージリベットはお客様の持ち込みパーツ)

※1937モデルは隠しリベットに通常リベットを採用していました。

なので、裏側のみ再利用を行いました。

隠しリベット専用のタイプ(厚みのあるタイプ)は外すと再利用は出来ません。

最後に、日常着として使えるように、、、

全ステッチ補強(影武者ステッチ)を行っています。

ここまでボロボロだったジーンズでも普段着として

ガンガン穿けるようにしています。

これは贅沢なリペアジーンズですよ!

唯一無二の1点物になりました。

以上です、、、

ブログを書くのも疲れました、、、汗

でも、ここまで書かないと 伝わらないと思いまして、頑張りました!

自分の持っている技術を出し切った!

という感じです。

こちらの工賃ですが、、、

全部まとめて 70000円(別途送料)

超高額リペアですが、、、

作業時間はそれを上回っています、、、涙

本当にしびれる依頼品でした。

納品後、喜びの声を頂きました。

ほっと一安心です。

・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。

https://hands-on-jeans.com/nagare.html

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