こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。
令和になってからの最初のブログです。
今回はかなりの画像があります。
ちょっと急ぎ足になるかもしれません、、、汗
それではビフォー画像からです。
リジッド(生)から穿き込みされたジーンズとの事。
かなりの色落ちと全体的に弱っていそうな雰囲気ですね。
県外から遠路はるばる、ご来店して頂きました。
どうしても直接会って、打ち合わせがしたかったそうです。
想い入れがとても強いジーンズなので、そうしたかったそうです。
本当にありがとうございます。
左右ヒザです。
まだ破れていませんが、、、
もうじき破れそうな予感がします。
色が落ちて、ヒザが伸びていますね。
こちらですが、早めの補強リペアを行う事にしました。
左右のスソです。
擦り切れのダメージが出ています。
こちらはリペアではなくて、裾上げアタリ出し加工をオーダーされました。
スソが長くて、引きずっていた状態なので
リペアしてもまたダメージが出るとの判断でした。
左右前ポケットです。
少しダメージが発生していますね。
実はスレキ(袋布)が破れていました、、、
片方はセルフリペアをされているようです。
スレキの新品交換をします。
そうなると、解体が必要になるので
前ポケットのダメージは解体リペアを行います。
後ろ身頃もいい感じに色落ちをしています。
リジッド(生)から大切に穿き続けてこられたのだなあ、、、
右後ろポケットは解体リペア&全面補強を行います。
右お尻も弱っているので、補強リペアを行います。
左側も同様にポケットとお尻をリペアします。
まだダメージは少ないですが、やはり予防も込みで
早めのリペア依頼です。
左右のカカトです。
カカトの方が上までダメージが出ています。
裾上げアタリ出し加工の際に、ダメージ部分の補強リペアが必要です。
補強リペアをするとアタリが出にくい状態になります。
これも事前に説明をしております。
こちらのジーンズは リーバイス501XX復刻
1955年モデル 通称ギャラ入り紙パッチ
トップボタン裏555 米国バレンシア工場製です。
ここ最近、バレンシア工場製は価値が上がっていますね。
持ち主さま曰く、
復刻だけど私にはビンテージ以上の価値があります。
キッチリ直して欲しいと言われました。
それでは解体を行います。
スレキ(袋布)はかなり傷んでいますね。
リベット表は再利用するので、このように外しています。
後ろポケットもこのように外します。
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それでは出来上がりがこちらになります!
左右ヒザを全面補強リペアしています。
もちろん、アウトシームは開いていません。
スソ上げアタリ出し加工をしています。
補強リペアをしたインシーム側のアタリがちょっと弱いかも?
左右前ポケット入口は解体リペアを行っています。
綺麗に直っています。
元々ダメージが少なかったのですが、補強リペアをキッチリ行っています。
ポケットスレキ(袋布)も新品に交換しています。
これで前ポケットもガンガン使えるようになりました!
リベット表再利用取り付けに成功しています。
裏側は新品に交換しています(先端の突起部分)
左右後ろポケットの解体リペア
左右お尻の補強を行っています。
細かい部分ですが、後ろポケットの隠しリベット上のダメージも綺麗に直せています。
後ろポケットは全面補強を行っています。
これで後ろポケットはガンガン使えるようになりました!
左右カカト部分です。
スソ上げアタリ出し加工を行っています。
補強リペアを行っているので、ちょっと生地のウネリが弱いですね。
これはしょうがない部分です。
(事前に説明済)
ここからは裏からの画像を一気にお見せします。
以上でございます。
今回のリペアはダメージが出て破れて、穿けない、、、ではなくて
長年穿いてきて、もうすぐ破れそうだから
全部解体してキッチリ直して欲しい。
こんな印象でした。
リフレッシュ解体リペア?
ここまでキッチリ直し&補強をしたので
破れるかも?という不安を感じながら穿かなくて済みます。
バレンシア工場製の501XX復刻も発売から20年以上経過しています。
(内タグに製造年月が記載してあります)
一生これを穿き続けたいという方も多いと思います。
このまま穿き続けてバレンシア工場製の
501XX復刻がビンテージになる日も近いですね。
(通説では発売から30年経過するとビンテージ扱いと聞きます)
今回の工賃ですが、、、
リペア関係 全部まとめて 30000円
スソ上げアタリ出し加工 6000円
合計36000円(別途送料)
オーダーお待ちしております。
・ご依頼の際は HP内の専用フォームからお願いします。
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