新作ジーンズ S66(仮名) 制作日記 その6

こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。

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先週位から、一気に依頼が増え始めました、、、汗

更に、色々とやりたかった事も水面下でやっておりまして

何だか、とても忙しくしております。

リペア&リメイクの通常業務と並行して

新作ジーンズ作りも頑張っております。

(心待ちにしている方もいるので)

それでは、今回の制作日記は

工場さんに提案する、サンプル制作です。

本当のサンプルは工場さんが作ります。

(量産で再現出来る作りじゃないといけないので)

サンプル前のプロトタイプ(試作品)ですね。

まあ自分の好きなように、やってしまいましたが、、、笑

今回は地元常連様のKさんに声を掛けまして

縫っている所の撮影をお願いしました。

(以前、作っている現場を見たいと言われてたので)

ガン見されながらジーンズを作るのは、ちょっとプレッシャーでしたが、、、汗笑

でも ああだ、こうだ 言いながら 物作りをするのも楽しかったです。

ではその様子をブログに書きます。

※ジーンズの作り方に、これが正解というのは無いと思います。

あくまでも自己流なので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

(有名な老舗工場の職人に教えてもらったやり方ですが、、、)

では、いきます!

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パターン(型紙)に沿って裁断したパーツです。

※リーバイス501 66後期モデル W33インチ から型抜きしたパターンです。

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スレキ(袋布)は大戦モデルを意識して、ヘリンボーンツイル生地

当店にはボタンホールとベルトループミシンが無いので

事前に工場さんに準備して頂きます。

RIMG0253

バックポケットとコインポケットのアイロン用型です。

厚紙でこのように作ります。

アイロン

型に沿って、折りアイロンをします。

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ポケット入口部分だけ、先に縫っておきます。

RIMG0269

後ろポケットも同じく、型に沿って折りアイロンをします。

この時点で隠しリベットを打つ部分を作っておきます。

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ポケット入口部分だけを先に縫っておきます。

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後ろポケットを留める地縫いステッチです。

XXだと、ここはカンヌキ留めですが、大戦モデルなので

シングルステッチの返し縫いにします。

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地縫いが終わったら、隠しリベットを打ちます。

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こんな見え方になります。

リベット表は銅製UFOタイプ(リベットの盛り上がりを意識)

リベット裏は鉄製の二本爪にしています(大戦モデルを意識)

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地縫いされたポケットを表に返して、外周ステッチを始めます。

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一筆縫いなので、途中で止めずに縫い上げます。

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こんな感じになりました!

右後ろポケットにはベンガラ染めのタブを付けています。

(外周ステッチ幅を広めにして、大戦モデルを意識)

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スレキ(袋布)に向こう布を縫い付けます。

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右前ポケットにはコインポケットが付きます。

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こんな感じになりました!

(ヘタウマな感じにするのが難しい、、、)

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ポケット入口は最初に裏から地縫いをします。

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くるっとひっくり返して、表のステッチを入れます。

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二本目のステッチを入れます。

工場さんは二本針ミシンを使うと思うので

量産だとここは1工程でしょう。

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袋縫いです。

裏から地縫いをします。

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くるっと表に返して、押さえステッチを入れます。

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こんな感じになりました。

撮影されているKさん、、、

「すげー、何かよくわからないうちに、、、前ポケットが出来上がった!!!」

と興奮されていました、、、笑

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左右前身頃の途中です。

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比翼(ボタンホール部分) 持ち出し(ボタン部分)にオーバーロックをします。

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持ち出しを裏から地縫いします。

(身頃はあえて切りっ放しにしています、、、大戦モデルを意識)

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ひっくり返して表から押さえステッチをします。

(持ち出しの先端は切りっ放しです、、、大戦モデルを意識)

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前立て部分です。

裏から細めの三つ折りステッチをします。

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比翼を裏から縫い付けます。

オーバーロックの向きを逆にしてしまった、、、恥

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左右前身頃が完成しました!

ちょっとここで、問題が、、、

時間が無い!

Kさんにああだこうだ、説明しながら作っていたので

時間ばかりが過ぎてしまっていました、、、汗

ちょっとギアを上げて、スピードアップ。

間に合うか?

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左右前身頃を縫い合わせます。

(太糸を使った小股ステッチ)

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バックヨークを縫い付けます。

(巻き縫いチェーンステッチ)

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バックセンターを縫い合わせます。

(巻き縫いチェーンステッチ)

もう私、無言で黙々と作業中、、、苦笑

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前身と後身の合体です。

裏からの地縫いステッチを入れます。

このあと、オーバーロックをします。

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表にひっくり返して、内股のコバステッチを縫います。

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股の中心部分が厚いのですが、当店のミシンは余裕で縫ってくれます!

(厚手用にカスタムしてあります)

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ここでタイムアップ!

Kさん、申し訳ございません。

完成までお見せ出来なくて、、、涙

(撮影ありがとうございます!)

さて、ここから一人で残業します。

(急いでいるので、画像無し)

アウトシーム部分を縫い合わせてから、脇押さえステッチ

帯を縫い付ける(帯下チェーンステッチ)

帯上と同時にベルトループ、パッチを縫いつける(帯上シングルステッチ)

(通称 バンザイ縫い)

縫い終わりはVステッチで止めます。

(あえて三角形にしています、、、)

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こんな感じになりました!

そして、、、

ベルトループ、内股をカンヌキ留めして

ボタン、リベットを打ちます

最後にスソをチェーンステッチで縫って、、、完成!

(急ぎ足で申し訳ございません)

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RIMG0344

ふうー、、、何とか1日で完成しました!

※職人仲間から言わせると、1日でサンプルジーンズ1本縫うのは遅すぎです、、、涙

平均2本、早い人は3本位縫うでしょう、、、多分ね

古着ビンテージジーンズをオーバーホール(完全解体)してからの

再構築はこんなに簡単ではありません。

生地全体が縮んでいて、グニャグニャに捻じれている状態からの

再構築をやっているので、もう理屈じゃなくて、感覚です。

(普通に縫ってもキッチリ合わないので何度もやり直して、

指先の感覚を頼りにして どうにかこうにか、再構築をしています、、、大汗)

新品のジーンズ作りはパターンメイクがキッチリしているので

その通りに縫えばキッチリ合うようになっています。

パターンメイクをするパターンナーさんの技術が凄い!

と個人的に思います。

このジーンズの詳細(ディテール)はまたブログで紹介します。

では!

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