こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。
新規オーダーストップ中にて、ご迷惑をおかけしております。
申し訳ございません、、、
(問い合わせの返信は1/9以降となります)
リペア&リメイク作業に没頭する毎日です。
気が付くと12/31でした、、、汗
リペア&リメイク作業は順調に進んでおります(喜)
明日も普通にリペア&リメイク作業しますので、、、汗
今年最後に紹介するのは
2016年で一番激しかったダメージのリペアにしたいと思います。
とっておきのやつです!
(作業したのは半年前かも?)
リーバイス501XX ビンテージです。
依頼主さまは関東方面からご来店されました(感謝)
僕と同じアラフォー世代のお方です。
学生時代のビンテージブームの頃に
どうしても憧れの501XX ビンテージが欲しくて
ローンを組んで購入されたそうです。
(30万円位したそうです)
ビンテージブームの頃は501XX は本当に高値の花でしたよね、、、
当時の人気ファッション雑誌 BOON、COOL、GETON など、、、
毎回ビンテージ古着特集でした。
読むたびにビンテージ古着が欲しくなりましたよね(笑)
依頼主さまとはそんな想い出話をしながら
打ち合わせをしていきました。
(どうしても来店して直接想いを伝えたかったそうです、、、感謝)
購入当時はノーダメージだった501XXもこんなにボロボロになったそうです。
ここ数年は穿けないのでタンスで眠っていたそうです。
(想い入れが強いジーンズだったので、ボロボロでも捨てれなかったそうです)
※セルフリペアが多数ありましたが、当店で外しました。
左右前ポケット部分もボロボロになっています。
右前上のリベットは外れて無くなっていますね。
当店のストックしているビンテージパーツを付けようと思います。
裏ブログではありませんが、、、
ディテールもチェックします(年代判別の為)
脇押さえのサイドステッチ長めです(片面の47モデルかも?)
フライボタンは下地がフラットタイプです。
これで革パッチは確定です。
後ろ身頃も紹介します。
お尻全体がボロボロで生地が弱っています。
革パッチが残っていました!
縮んでビーフジャーキー状態になっています。
今にも外れそうで怖いです、、、汗
赤タブは両面タブです。
よって 501XXの革パッチ 両面タブ
1953年頃に製造された物だと思います。
(1952年までの片面タブに近い作りです)
センターループは別の古着から移植されています。
これも直したいと思います。
左右のスソも踏まれて破れています。
股の部分にはガッポリ穴が、、、
ダメージが無い部分がありませんね、、、汗
裏から見ると、、、こんなボンド跡が、、、汗
セルフリペアの跡です。
ベタベタと古着デニム生地が貼りつけてありました。
このボンド跡がリペア作業に影響すると思いますが
出来る限り頑張ってみます。
※生地にしみ込んで、カチカチになっているので除去出来ません。
このままリペアしないといけません。
今までのダメージ状況でお分かりかと思いますが
通常のリペアでは直せないダメージレベルです。
よって、当店独自の技術
オーバーホールリペアを行いたいと思います。
それでは解体作業をしました。
アウトシームの縫い合わせはそのままが良いと思ったので
(縫い直しでアウトシームのアタリが微妙にずれるから)
解きませんでした。
状況によっては解く事もあります。
ケースバイケースです。
普段見れない隠しリベットの表側です。
UFO型でした。
(革パッチは今のところ、100%UFO型なんです)
隠しリベット裏側の刻印は15でした。
このような刻印が入る最初期モデルでは?
工場番号という説が有力です。
バックヨーク、ベルトループ、赤タブ、リベットです。
実は、古着のセンターループもボンド付けだったのです、、、汗
ボンド跡が残っています。
これ以上除去出来ませんでした。
バックヨークを全面補強リペアするには
革パッチがどうしても邪魔になります。
よって、部分的にステッチを解きました。
外したリベット表です。
(元から1個無くなっているので、合計5個)
出来るだけ綺麗に外しました。
刻印の彫りが深いのと浅いのがあります。
2種類存在すると思っている人が多いのですが、、、実は
裏返しにすると、、、
(同じ位置のままです)
刻印の彫りが表とは違います。
表と裏で刻印の彫りの深さが違っているのです。
2種類あるのではなくて
表に見えている部分の彫りが深いか、浅いかの違いなんですね。
これはリベットを解体しないと、わからない事だと思います。
前ポケットスレキ(袋布)
向こう布(コインポケット)です。
スレキはボロボロなので、新品に交換します。
この状態にするだけでも
かなりの手間暇を掛けています。
生地を引っ張ると破れが広がるので
ステッチを解くのにも気を使います、、、汗
次のブログでは完成形のアフターを紹介します。
では!
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