リーバイス501ZXX ビンテージ ギャラ入り? 前ポケットスレキの交換、リベット表の再利用、左右太ももの全面補強、左右スソの全面補強などなど、、、

こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。

※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。

ブログの更新が出来ていなくて、スミマセン、、、

年間で一番忙しい時期に入っていると思います。

先日、一人で7本依頼のお客様がおられましたよ、、、大汗

それでは今回紹介するのはこちらです。

(画像が多いのですが、よろしくお願いします)

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凄い色落ち、、、

ビンテージデニムのオーラ バリバリです、、、

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リーバイス 501ZXX ビンテージです。

(グリッパージッパー)

ボタンホールがゆるくなっているので

そのまま補強リペアをします。

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左右太ももの色落ちした部分が弱っているので

全面補強リペアをします。

(破れの予防になります)

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右前ポケットのスレキ(袋布)を交換します。

ポケット入口も弱くなっているので、補強リペアします。

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リベット表側の再利用も行います。

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左右のスソも生地が弱っているので、全面補強リペアをします。

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後ろ身頃も凄い色落ちです、、、

これはきっちり直して、穿き続けたい一品ですね。

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左右後ろポケットのステッチを外してから

新たに縫い直します。

(ビンテージデニムの綿糸は劣化して、ブチブチ切れますからね)

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カカトもこのように生地が破れています。

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逆足もこのように生地が弱っています。

全面補強リペアをします。

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右前ポケットを解体しました。

スレキ(袋布)ですが、全体がガーゼ状に薄くなっていました。

こうなると新品に交換がお勧めです。

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リベット表ですが

磁石に付いたので、鉄製の銅メッキです。

そうなると、このジーンズはギャラ入り(1955年以降)モデルの可能性が高いです。

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インシームは根元から切れていたので

このように、解体リペアをしてから再構築をします。

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バックポケットのステッチを解くと

隠しリベット表側を確認できました。

皿型でした、、、やはりギャラ入りモデルだと思います。

(革パッチだとここがUFO型だと思います、、、当店独自の判別方法)

それではリペア後がこちらになります。

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左右太ももの全面補強リペア済みです。

(アウトシーム部分は開いていません)

このまま穿きこむと、太ももはグレー系に色落ちするので補強糸は更に馴染んでいきます。

現状の色に合わせるよりも、近い将来の色を予想しておりますので、、、

(太ももやお尻の色落ちしやすい部分は特に)

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ボタンホールはそのまま周囲を縫い込みで補強しました。

インディゴ染めの糸で縫ったので色も馴染みました。

ちょっとした事なのですが、ボタンの留まりが違います。

(ゆるいと勝手に外れたりしますから)

下地が無くなるくらいの破れだと、裏から補強布をあてますが

今回はその必要はありませんでした。

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スレキ(袋布)の交換をしたポケット入口です。

ポケット入口のカーブ部分は弱っていたので補強リペアをしています。

(先端のエッジ部分が特に弱くなります)

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4つ全て、リベット表の再利用に成功しました。

リーバイスのリベット表の再利用は自信があります。

(復刻やレプリカ系のリーバイスタイプも同じです)

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左右スソの表側です。

こう見えて、裏から補強リペアをしています。

スソほとんど色落ちしない部分なので、糸色は現状に合わせています。

あと、インシームは再構築しているので立体的な形状を保っています。

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次は後ろ身頃のアフターです。

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退色した綿糸を使って縫い直しています。

古着の色落ちに糸が馴染んでいると思います。

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左右カカト側も広範囲に補強リペアをしています。

同じく、インシームは再構築しているので

立体的な形状を保っています。

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裏から見るとこうゆう感じで補強しています。

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新品に交換したスレキ(袋布)です。

リベット裏は既製品に交換となります。

スレキの形状がちょっといびつなのですが、、、

これはオリジナルの型(パターン)をそのままコピーしているからです。

ビンテージジーンズの形状はアバウトな感じなんです。

左右で違うとか良くあります。

(パターンがアバウトじゃなくて裁断時のブレかな?)

そうゆう個体差や不均一さがビンテージジーンズの味だと思います。

※復刻やレプリカはきっちり作ってあるので

こうゆう雰囲気にはならないと思います。

単純に物作りのクオリティー面だけでみると

復刻やレプリカの方がレベルが高いです。

(個体差がほとんどなく、均一な作りをしていますから)

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フロント側のスソ裏です。

このように補強しています。

ここまでスソ上の生地が弱っている理由ですが

ロールアップで穿いているからでしょうね。

(特に折り目の部分)

なので、ロールアップ時になるべく補強布が目立たないようにしてみました。

あと、スソ縫いはチェーンステッチ仕上げです。

もちろん、退色した綿糸で、、、

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後ろ身頃の裏側です。

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カカト側の方が広範囲に補強リペアをしています。

ロールアップされた状態で踏まれていたのでは?

そうゆう予想をしています。

ビンテージジーンズでスソが長くても

切るのがもったいないですからね、、、

(レングスの長さで価格が随分変わりますから)

以上です。

今回は見た目の変化はそれほどありませんでしたが

これからガンガン穿く為に、全体的な補強リペアが中心でした。

弱ったデニムのヒザなどはしゃがんだ時にびりっと破れますので

今回のような事前補強は有効かと思います。

(破れるのを恐れながら穿かなくてすみます)

こちらの工賃ですが

ボタンホールのそのままリペア 500円

右前ポケットスレキ(袋布)の交換 6000円(ポケット入口の補強リペア込み)

リベット表の再利用 500円×4個=2000円

左右太ももの全面補強リペア 8000円

左右後ろポケットのステッチ縫い直し 3000円

左右スソ1周 全面補強リペア 10000円(インシームの解体リペア込み)

スソのチェーンステッチ仕上げ +1000円(シングルステッチだと無料)

合計 30500円(別途送料)

オーダーお待ちしております。

・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。

https://hands-on-jeans.com/nagare.html

・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。

https://handsonjeans.thebase.in/

(BASE検索 hands-on-jeans)

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