リーバイス 701 ビンテージ 片面47モデル 内股~股上全体を詰める、特殊なテーパード加工。ジッパーフライをボタンフライに変更。

こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。

※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。

納期3ヶ月以上から何とか 納期3ヶ月以内に戻せました(喜)

但し、ここ最近のオーダーが増えているので

全く気が抜けない状況は続いていますが、よろしくお願いします。

今回紹介するのはこちらです。

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リーバイス 701 ビンテージ 片面47モデル

(701とは501のレディース版です)

こちらの詳しい説明は裏ブログで行っています→ こちらをクリック

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フロントがジッパーフライのジーンズです。

こちらをボタンフライに変更してほしいとのオーダーです。

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スソ幅が23センチ位あります。

全体画像からお分かりのように

股上が非常に深くて、全体的にズドンと太いシルエットのジーンズです。

第二次大戦後の1947年頃に製造されたジーンズです。

701は世界初の女性用ジーンズとして有名なのですが

※当時マリリン・モンローが穿いた事から、通称モンロージーンズと呼ばれます。

しかし、かなりやっぼたいシルエットですね、、、汗

今回の依頼主はちなみに男性です。

701もウエストサイズが合えば、男性でも穿けます。

しかし、このシルエットだとファッションとして

かなり厳しいと感じます。

そこで、今回はスソ→ヒザ→太もも→内股全体を大幅に詰めて

全体のシルエットを変更します。

特に、太もも部分~股上を大幅に詰めてみようと思います。

※アウトシーム部分にはセルビッチ(耳)を使っているので

そちら側は一切詰めません。

ビンテージデニムとしての価値が下がりますし、、、

ここまで大幅なシルエット変更は当店でも初めてです。

遠方の方とのやりとりなので、非常に難しさを感じます。

あまり、細かい部分は再現できませんが

こちらにある程度、お任せという事あれば依頼をお受けします

という条件付きでOKとなりました。

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後ろから見ても、股上の深さが良くわかると思います。

それに連動して、太もも部分をかなり詰めないといけませんね。

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しかし、コンディションの良い ビンテージデニムです。

ダメージは見当たりません。

色落ちも少なく、これからガンガン穿けそうな感じです。

(ビンテージデニムの色落ちを楽しめます)

私も何とかその希望をかなえたいです。

さて、作業に入るのですが

新しいライン出しをしてから

仮縫い作業をします。

この、仮縫い状態でお客様に発送しました。

高額ビンテージデニムでもあるし

こちらも非常に不安です。

試着確認をお願いしました。

(往復の送料はお客様負担となります)

そして、スソ上げもしたいとの事だったので

試着時にスソの上げ位置で、折り曲げて頂きました。

股上を詰めるという事は

スソ位置が自然とずれます。

元の状態からスソ位置を決めると、ずれてしまいます。

(今回のように、大幅に変更する場合は特に)

よって、股上を詰めてからのスソ上げ位置確認が必要だと思います。

そして、仮縫いの試着がOKという事になったので

本縫い作業を行いました。

本縫い後は、余計な生地をカットするので

元には戻せませんので、、、汗

そんなこんなで完成したのがこちらです。

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かなり股上を詰めました。

最後にアップでお見せしますので、、、

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足も全体的に絞って、細くなりました。

今、人気のテーパードストレートではありませんが

レギュラーストレート位になっています。

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インシーム詰めなので、アウトシーム部分のセルビッチ(耳)を残しています。

そして、スソ上げはチェーンステッチ仕上げです。

綿糸で縫っているので、洗い込む事によって

ここからいい感じのアタリが出ると思います。

(デニムの色が濃いので、大丈夫でしょう)

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フロントはボタンフライに変更しました。

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ボタンフライに変更するには

比翼布(ボタン穴のパーツ)を製作しないといけません。

ここは新品のデニムを使わせて頂きます。

ここだけ色が濃くなるのですが

穿いていて、表からは見えない部分なので問題ないでしょう。

※ボタンの数やボタン位置の間隔などは

すべてお任せという事でお願いします。

股上を詰めるバランス感と連動していますので

この辺りの判断も難しいのです、、、汗

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フライボタンにはドーナツボタンを使いました。

ボタンの種類も以前より増えています。

ブログで紹介しないといけませんね、、、汗

これは47モデルのビンテージデニムに非常に相性が良いと思います。

(もちろん、大戦モデルにも相性が良いでしょうね)

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最後に平置きの状態で、詰めた切れ端を重ねてみました。

これを見ると、どれくらい詰めて削ったがよくわかると思います。

通常のテーパード加工とは逆パターンですね。

※テーパード加工の場合はスソに向かって、詰める幅が大きくなります。

今回は股上に向かって、詰める幅が大きくなっています。

このライン(シルエット)が正解とかは無いと思います。

私の感覚(センス)で作業をしています。

具体的な数値を指定されると、作業が困難になりますので

どうかご理解の程、よろしくお願いします。

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前股部分のアップです。

元のステッチ跡がわかりますか?

こんなに内股の付け根を詰めているのです。

再構築に使う糸にも気を使いました。

ビンテージジーンズに似合う、退色したイエロー綿糸を使っています。

糸に光沢があって、つやつやしていても

バランスが悪いと思いますね。

やはり、このジーンズの雰囲気を保ちたいと思います。

以上です。

こちらの工賃がぜんぶまとめて 20000円(別途送料)

納品後、喜びのメールを頂きました、、、ほっとひと安心です。

初挑戦でお客様にもご満足して頂けたので、良かったです。
私も状態の良い701のビンテージを入手できたら

同じリメイクをして、穿き込みしたいですね。

それでは、また!

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