Lee 101Z ビンテージ サイド黒タグ 1950年代後半? オーバーホールリペア+スソ上げアタリ出し加工 アフター

こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。

※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。

オーダーストップ期間のおかげで、かなり作業が進みました。

しかし、まだ納期が若干遅れている感じです。

もうひと踏ん張り、頑張ります。

(オーダーストップ期間の後に、大量入荷ラッシュありました、、、汗)

それでは前回ブログの続きです。

早速、出来上がりのアフターを紹介します。

大変お手数なのですが、

前回ブログのビフォー画像と比較しながら、

今回のブログチェックをして頂けると幸いです。

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グチャグチャに崩壊していた 左右前ポケットは綺麗になったと思います。

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右前ポケット入口です。

解体リペアなので、綺麗な仕上がりになったと思います。

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リベット表の再利用に成功しました。

他のも全て成功しました!(喜)

Leeは初の試みで成功したので、本当に良かったです。

先端のポッチは裏からの打ち抜き部分です。

(色が若干違いますので、、、)

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左前ポケット入口です。

解体リペアなので、綺麗な仕上がりになったと思います。

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こちら側もリベット表の再利用に成功しました。

という訳で、6個全てのリベット表の再利用に成功しました!

Leeのリベット表は再利用が難しいと思いますが

何とか成功できるように、これからも頑張ります。

(Leeは経験が浅いので、絶対に成功できるとは断言できませんので、、、)

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右前ポケットの裏側です。

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左前ポケットの裏側です。

スレキ(袋布)を新品に交換しているので

裏側も綺麗な仕上がりになったと思います。

慣れの問題だと思いますが

Leeの仕様はリーバイスとは少し違うので

難しさがありました。

※再構築の際に、ミシンの使い分けが多くて大変でしたね。

今回は段取りが悪かったかな?

数をこなせばスピードも速くなると思います。

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左脇ベルトループのリペア後です。

解体リペアなので、綺麗な仕上がりになったと思います。

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右脇ベルトループのリペア後です。

解体リペアなので、綺麗な仕上がりになったと思います。

特にこちらはズタボロでした、、、汗

近い色落ちをしたデニムを使って、生地の移植作業を行いました。

自分でも予想以上に綺麗になったので、驚きました、、、

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右前太もも部分です。

全面補強リペアを行っています。

(最後に裏からお見せします)

アウトシームは開かずに作業をしています。

ヒザの高密度なタタキリペアは入荷時から入っていたのですが

その際に、一度アウトシームを開いた痕跡がありましたね、、、

(部分的に縫い合わせのステッチが違っていました)

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ダメージ穴は標準リペア仕上げです。

全体のバランスを考えると、標準リペアで良かったと思います。

強力リペアで穴埋めすると、そこだけが硬くなりすぎるからです。

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同じく、左前太もも部分です。

全面補強リペアを行っています。

(最後に裏からお見せします)

アウトシームは開かずに作業をしています。

ヒザの高密度なタタキリペアは入荷時から入っていたのですが

その際に、一度アウトシームを開いた痕跡がありましたね、、、

(部分的に縫い合わせのステッチが違っていました)

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左ひざ周辺のリペア後です。

左ひざでも同じことが言えるのですが、、、

ヒザ部分は入荷時からこのような高密度なリペアがしてあって

ガチガチになっていました。

更にそこに被せるように周辺補強の当て布をしています。

よって、ヒザ部分のリペアがしてあった部分には

なるべくステッチを入れないようにしてみました。

最近では他店様でリペアされた物に、当店で追加リペア作業もあります、、、苦笑

他店様のリペアを生かしつつ、当店のリペアを追加するという事もしばしば。

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スソ上げアタリ出し加工を行いました。

ここまで生地が薄くてクタクタになっていたので、アタリ出しは困難でした、、、汗

更にLee独特の左綾デニムという二重苦、、、大汗

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裏側もアタリ出し加工を行っています。

元から左右のスソが違う長さだったので、左右同じに揃えました。

ビンテージ物の古着デニムは大抵、左右のスソの長さが違っています。

今でこそ、ビンテージという付加価値で高額品ですが

当時は単なる作業着扱い、、、

スソ上げはかなり適当な感じです。

さらに縮率が大きいデニムという素材ですから

左右で長さが違うなんて、当たり前です。

古着ビンテージ衣料が好きな方には、このような事は常識ですが

きっちりと作られた復刻、レプリカに慣れた方が

ビンテージ物を着用される際はご注意くださいね。

前置きが長くなりましたが(きちんと理由を説明すべきだと思って)

こちらの足のスソ上げはカットが短いので、元のステッチ跡が裏側に残ってしまったのです、、、

ご理解の程、よろしくお願いします。

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反対の足の裏側です。

こちら側は長くカットしたので、元のステッチ跡が残る事はありませんでした。

(こっちの足が元から長かったという事)

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左綾デニムではスソのウネリを意図的に出す為に、

ユニオンスペシャル43200Gではあり得ない、逆方向ウネリ縫いを採用しています。

※裾上げ専用のチェーンステッチミシン、、、ユニオンスペシャル43200Gで縫うと

自然に右方向にウネリが発生します。

(独自のミシン形状によって、そのようになります)

右綾デニムは右方向にウネル性質があるので、洗い込みで更にウネリが増します。

(そのようにして、あの独特なロープ状のいい感じのアタリが発生します)

しかし、Leeなどの左綾デニムは左方向にウネルので

ユニオンスペシャル43200Gで発生した独特の右ウネリが元に戻ってしまうのです。

よって、当店ではLeeなどの左綾デニムをアタリ出し加工の際は

左方向にウネリを出すようにしています。

わざとこのようにしていますので、ご理解の程、よろしくお願いします。

説明が非常に難しいのですが、伝わりました???

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次に後ろ身頃の説明です、、、

説明が長くて、、、疲れた、、、頑張るぞ!

お尻全体をかなり広範囲に補強リペアを行っています。

最後に裏からお見せします。

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左後ろポケットは解体して、全面補強リペアをしています。

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右後ろポケットも解体して、全面補強リペアをしています。

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リーバイス501XXだと隠しリベットによって後ろポケット縫いを補強していますが

Leeの場合は、このようにカンヌキをバッテンにして補強縫いをしています。

なので、再構築の際はそれを再現します。

しかも、今回はビンテージ物という事で

元がアバウトなバッテンだったので、アバウトに縫ってみました。

最後の画像のはちょっと綺麗になってしまいました、、、苦笑

ビンテージ物らしさを出すための演出です。

でも、感覚でやっているのでぶれます。

ご理解の程、よろしくお願いします。

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後ろポケットの内側です。

こんな感じで全面補強しています。

ポケットとして、ガンガン使えますので

スマホなどの硬い物を入れても大丈夫ですよ!

では裏からの画像をお見せします。

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かなり広範囲に補強しています。

破れ穴があった部分は二重の当て布で

強度が一定になるように心がけています。

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新品に交換したポケットスレキ(袋布)です。

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リーバイスとは違う、Lee独特の縫い方です。

慣れていないので、難しいです、、、頑張りました!

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特にここが難しかったです、、、大汗

脇押さえのサイド、、、チェーンステッチの二度縫い。

なぜかというと、、、

二度目のチェーンステッチで一度目のチェーンステッチが針で切れてしまうという現象が、、、

何回やり直したか、もう忘れました、、、

(ちょっとでも切れると最初からやり直しになるんです、、、最悪です)

これって専用ミシンは前後に針が二本並んでいて

等間隔に縫えるので、問題ないのですが。

当店にはその専用ミシンがありません。

(買うと高いだろうなあ、、、探ても見つからなそう)

なので、1本針のチェーンステッチで同じ部分を二度縫います。

シングルステッチの重ね縫いだと、問題ないのですがね。

チェーンステッチは1か所の糸切れで連鎖して解れます。

なので、とても厄介。

マニアック過ぎる部分なので、もう再現しないかも?

次に同じ仕様が来たら、どうしようか考えます。

(表から見えない、裏側のこだわりなので、、、無駄な労力のような気がしてなりません、、、苦笑)

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リベット裏はこのように既製品に交換となります。

打ち抜き仕様なので、先端のポッチが表に見えます。

※Leeの帯縫いステッチはシングルなのですよ。

ちゃんと再現しました。

リーバイスだとここはチェーンステッチです。

色んな部分でリーバイスとは逆の縫いを採用しています。

本当にやりにくさ満載の依頼品でしたね、、、大汗

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超広範囲なお尻の全体補強です。

当て布は左右で1枚づつにしています。

超広範囲になってもなるべく、継ぎあてにしないように心がけています。

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Leeの黒タグがボロボロだったので

黒の細い糸で、目立たないように縫込みました。

これでタグも外れないと思います。

Leeのビンテージにとってタグの情報は命だと思いました。

リーバイスと違って、タグの微妙な変化だけで年代が分かれるようですね、、、

(もしかしたら、他のディテールでも絞り込めるのかもしれませんが、、、

私が未熟なもので、スミマセン)

以上でございます。

(長いブログにお付き合い頂き、ありがとうございます)

こちらの工賃ですが

オーバーホールリペア  70000円

スソ上げアタリ出し加工 5000円

合計 75000円(別途送料)

納品後、お客様から喜びのメールを頂きました、、、ほっとひと安心です。

ぶっちゃけ、この工賃でも採算取れていません、、、涙

初めてのLeeビンテージジーンズのオーバーホールリペアでした。

色々と勉強になりました。

次回にこの経験を生かしたいです。

よろしくお願いします。

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