リーバイス501 ビンテージ ビッグE(Wネーム?)前ポケットの解体リペア、スレキの交換、リベット表の再利用、スソ上げアタリ出し加工

こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。

※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。

納期が遅れていて、大変ご迷惑をおかけしております。

アナウンスしている3ヶ月より+10日ほど掛かっております。

本当に申し訳ございません。

今回紹介するのはこちらです。

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リーバイス501のビンテージジーンズです。

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小股の上のカンヌキ留めが ずれた状態 で縫ってあります。

通称 ズレカンです。

このディテールだけで1966年頃のモデルだと推測できてしまうのです。

XX直後のビッグE Wネーム期 の可能性が高いと思います。

このブログではウンチクはどうでもよいのですが、、、苦笑

さて、リペア部分の紹介です。

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左前ポケット入口のダメージをリペアして欲しいとの依頼です。

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裏側から見ると、スレキ(袋布)もビリビリに破れています。

スレキが全体的に弱っていますね。

(年代物のビンテージではありがちです)

これは新品に交換するのが一番良いと思います。

という訳で、、、ポケット入口は解体リペアをします。

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解体リペアをするにはこのリベットという金具を外さないといけません。

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裏側はアルミになっています。

このタイプは綺麗に外せると、表の再利用が可能になるのです。

上手くいくかな?

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解体しました。

スレキは過去にリペアされた跡もありました。

相当ポケットを使われたのだと思います。

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リベットの表側はほぼ無傷で綺麗に外せたと思います。

こうなると、再利用が出来るのです!

それではリペア後がこちらになります。

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解体リペアなので綺麗な仕上がりだと思います。

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リベット表の再利用が出来ました!

※リーバイス社のリベット表再利用に関しては

今の所、100%成功しています。

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新品に交換したスレキ(袋布)です。

これで破れを気にしないで、ガンガンポケットを使えます。

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リベット裏側は既製品に交換しています。

素材はオリジナルと同じアルミ製です。

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ポケット周辺の弱っている部分も補強をしっかりとしています。

さて、、、

これでリペア依頼は終了となりましたが、、、

追加依頼がありました。

スソ上げアタリ出し加工です。

いい感じに色落ちしたデニムをスソ上げすると

スソのいい感じのアタリが無くなりますよね。

スソのアタリを再び生み出す加工技術です。

このようになりましたどうぞ!

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オリジナルのスソが、かなり濃淡のメリハリが強かったです。

なので、それを参考にして アタリ出しも濃淡のメリハリ強め にしました。

パッカリング(スソのデコボコ感)はオリジナルよりもハッキリ出ています。

ミシンをそうゆう設定にしているからです。

(色々と試行錯誤をしました)

納品後、喜びの声を頂きました!

ほっとひと安心です。

今回の工賃ですが

左前ポケットの解体リペア+スレキ(袋布)の交換 7000円(セット価格)

リベット表再利用の成功 500円×2個

スソ上げアタリ出し加工 6000円

合計 14000円(別途送料)

当店には色々な技術があるので

このような合わせ技の依頼も多いです。

オーダーお待ちしております。

・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。

https://hands-on-jeans.com/nagare.html

・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。

https://handsonjeans.thebase.in/

(BASE検索 hands-on-jeans)

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