リーバイス501XX ビンテージ 革パッチループずれ 太もも、前ポケット下、お尻、後ろポケット 破れ穴のリペア+全面補強 

こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。

※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。

HPに掲載している 納期3ヶ月位 を大きく表示しました。

(スソ上げアタリ出し加工のみだと1ヶ月位です)

メールの問い合わせで納期に関することが、意外に多いです。

(HPって隅々まで読んで貰えないですね、、、)

あとはリペア依頼品の打ち合わせを進めて、最後の最後で

納期の件を知って、依頼キャンセルという事もありました、、、汗

お互いの時間が勿体無いです。

大変申し訳ないのですが、気長にお待ちして頂けるお客様

ご注文をよろしくお願いします。

さて、今回紹介するのはこちらです。

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リーバイス501XX ビンテージ 革パッチ センターループずれ

1954年頃に製造された物です。

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破れ穴は標準リペアで仕上げます。

今回の依頼で重要なのは、破れていない部分の補強です。

今から約60年前の古着ジーンズを日常着として穿く為には

破れた部分だけを直してもあまり意味がありません。

※それをやってしまうと、次々にリペア跡の周辺から破れてしまうからです。

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お尻部分も全体的に生地が弱っています。

前身と同じように全面補強をします。

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左右の後ろポケットです。

こちらも同じく、生地全体が弱っています。

やはり全面補強を行います。

501XXに限った事ではありませんが

このような色目のビンテージデニムの場合

(色落ちがここまで進行している状況)

リペアで重要なのはダメージ穴を直すことよりも

破れていない部分の補強です。

当店では、リペア後の事まで考えて作業を行っています。

工賃はその分高くなりますが、どうかご理解の程よろしくお願いします。

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後ろポケットを部分解体した所です。

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普段見れない 隠しリベットの表側です。

UFO型でした。

革パッチの年代はこのようになっているようです。

501XXを象徴する重要なディテールです。

復刻やレプリカジーンズでもXXタイプだと

この隠しリベットを採用するメーカーが非常に多いですね。

リペア屋目線だと、ここにリベットが無い方がデニムが長持するのですが、、、

(どうしても固いリベット周辺にダメージが出てしまいます)

それもジーンズの歴史を象徴する部分なので、しょうがないですね。

という訳でリペア後がこちらです。

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今回のリペアではアウトシーム(脇)は開いていません。

もちろん左右太ももは全面補強済みです。

(最後に裏からお見せします)

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破れ穴は全て標準リペア仕上げです。

今回の依頼だと、このリペア方法が一番良いかと思います。

更に縫込みを増やすと、破れは目立たないなりますが

リペア部分の硬さが出て、全体のバランスが悪くなります。

強度的にも十分にありますので。

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フロントポケット下のギリギリまでリペア&補強をしています。

解体無しのリペアではここまでが限界です。

これ以上のリペアだと、フロントポケットや脇を解体しないといけません。

(フロントポケット解体だと、金属リベットを外す必要があります)

金属リベットを外さない限界ギリギリまでリペアしてみました、、、汗

(これも独自のノウハウ?やり方?でやっています)

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お尻は全面補強リペアをしています。

(補強範囲がわかるように、最後に裏からお見せします)

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左右後ろポケットももちろん全面補強リペアを行っています。

縫い付けのステッチには退色した綿糸を使っているので

ビンテージ古着デニムの雰囲気を保っていると思います。

アーキュエイトステッチも新たに縫い直しました。

(そのようなオーダーでしたので)

※アーキュエイトステッチ入れはリーバイス社限定でおこなっています。

アーキュエイトステッチというのはリーバイス社が商標登録をしていますので

ご理解の程、よろしくお願いします。

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左右後ろポケットの裏側です。

このような感じで全面補強をしています。

後ろポケットに物を入れても、生地が破れたりしないです

ガンガンに使えます!

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お尻の裏側から先に紹介します。

こんな感じで弱い部分を補強をしています。

今回の依頼品はお尻の上部が弱っていましたね。

お尻のダメージも様々で、お尻下部~内股にかけて弱る場合もあります。

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先ほど説明した、隠しリベット部分です。

XXを象徴する大切なディテールですので外しません。

特殊な方法で 隠しリベット ギリギリまで縫込みをしています。

特にリベット上部生地が弱くなるので、補強をしっかりとしています。

弱ったデニムは後ろポケットだけを補強しても駄目だと思っています。

その付け根部分もこのように補強をする事によって

ガンガンに使える後ろポケットに生まれ変わると思います。

(後ろポケットに物が入ると、色んな部分に負担が掛かりますから)

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前身の裏側です。

補強布がグレーなのでわかりにくいとおもいますが、、、

破れ穴は白生地を使って二重の補強です。

ここまで広範囲に補強をしていれはもう安心です。

ガンガンに穿いて、洗濯も可能です。

古着のビンテージデニムだからといって

恐る恐る 穿く必要はありません。

日常着として、ヘビロテしてください!

という訳で、今回はジーンズリペアにおける

補強の重要性というのを書かせて頂きました。

こちらの工賃が

左右太もも全体の破れ穴 標準リペア 6000円

左右太もも、前ポケット下まで全面補強リペア 10000円

左右お尻、お尻上まで全面補強リペア 10000円

(隠しリベット周辺補強代込み)

左右後ろポケット解体 小穴リペア 全面補強リペア 7000円

(アーキュエイトステッチ縫い代込み)

合計 33000円(別途送料)

オーダーお待ちしております。

・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。

https://hands-on-jeans.com/nagare.html

・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。

https://handsonjeans.thebase.in/

(BASE検索 hands-on-jeans)

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