こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
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今回紹介するのはこちらです。
リーバイス506XX 1stジャケットです!
今更説明不要だと思いますが、、、
左胸の片ポケットがその証です。
革パッチが残っています!
今にも、朽ち果てそうな状況でした、、、涙
実は、この革パッチを リペア補強して欲しい というご依頼でした、、、冷汗
リペア後 無事に納品してまして、喜びのメールを頂きました。
ほっと一安心しております。
パッチの上にサイズタグの欠片が残っておりました。
これは初めて見ました!
こんな所にタグが合ったのですね。
※革パッチのリペア後もこの状態のまま、付け直しました、、、冷汗
という訳で、デニム部分はノーダメージ
インディゴも濃い状態で残った
素晴らしいコンディションの1stジャケットと出会いました。
掲載OKとの事だったので、裏ブログで紹介させて頂きます!
Gジャンのチェックですが、いつものように胸ポケットから行きます。
フラップ裏、ライトオンス生地
リベットは無刻印です。
(見えない裏側に刻印があるはずです)
赤タブはもちろん 片面タブです。
506XX(1stジャケット)=片面タブです。
507XX(2ndジャケット)の初期まで片面タブは続きます。
反対側は刻印が見えています。
文字が中央寄りですね。
フロントプリーツ部分のボックスステッチは
左右がきちんと揃っています。
ボックスステッチの縫い重ね位置は
このようになっています。
ここも法則があります!
左前身頃(ポケット側)は上側で重ねます。
右前身頃は下側で重ねます。
これは作業工程上、効率の良い流し方だと思います。
実際に縫ってみると、理解出来ます。
ソデ先部分をチェックします。
ボタン裏はドーム状でした。
1stジャケット=ボタン裏ドーム状ですね。
こちらのボタン裏は鉄製でした。
鉄製の銅メッキと2種類存在するようです。
詳しくは 前回のブログをご覧ください。
こちらのリベットも無刻印になっています。
(見えない裏側に刻印があるはずです)
大戦モデルのリベットも無刻印で有名ですが、それは鉄製の銅メッキです。
こちらはどうでしょうか?
この距離で付かないので、銅製ですね!
よって、大戦モデルのリベットではありません。
という訳で、無刻印リベットも2種類あります。
・大戦モデル=鉄製の銅メッキ(両面無刻印)
・戦後モデル=銅製リベット(片面無刻印、片面刻印有り)
このGジャンはソデが1枚生地になっていました。
アップ画像が無くて、スミマセン、、、汗
この画像でも、わかります。
ソデの背中側に切り替えしがありません。
1枚ソデのGジャンは珍しいと思います。
1stジャケットを見分ける重要な部分がここです。
シンチバックの金具です!
針無しタイプです。
通称 スライドバックル とも呼ばれます。
このタイプだと、戦後モデルが確定します。
スライドバックルが1stジャケットの最終モデルです。
こちらは1950年頃の製造だと思います。
今回の1stジャケットはコンディションの良さに驚きました!
ここ数年でビンテージデニムは値上がりしていまして
特にGジャンの人気が高く、もう手が出ないです、、、涙
今回のお客様も、これは状態良すぎて
着用して出かける事はしない
自宅で着用して楽しむ! と言われていました。
もう、骨董品の領域になってきましたね。
製造後100年経過すると アンティークと呼ばれます。
1950年代のビンテージもあと30年でアンティークの領域です。
その頃の相場はどうなるのでしょうか?
非常に気になりますね。
では!
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