リーバイス501XX 紙パッチギャラ入り レアディテール多数 フライボタンブツブツ通常R ボタン裏14 隠しリベット刻印W 赤タブサークルR

こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。

※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。

インスタグラム投稿の際は ハッシュタグ ♯handsondenim をお願い致します。

今回紹介するのはこちらです。

真っ紺のビンテージジーンズです!

ワンウォッシュ?

ミントコンディションと呼んでも良いかと思います。

小股の折り返しにカンヌキ留めがありません。

これでXXが確定します。

(移行期は例外があります)

脇のサイドステッチは短めです。

片面の47モデルの頃までは古く無さそうですが、、、

突起形状から、打ち抜きリベットです。

そして、リベット刻印は全体に広いタイプです。

1950年代でしょう。

磁石に付きました!

鉄製の銅メッキリベットになります。

この時点では、革パッチと紙パッチギャラ入り 両方の可能性があります。

内側もチェックしていきましょう!

リベット裏側です。

鉄製の銅メッキリベットです。

メッキが剥げて、サビが染み出ております。

(磁石テストをしなくても、これで確定ですね)

経年劣化ですが、必ずこうなるとも言えません。

保存状態(湿気の影響)によると思います。

隠しリベット裏に、、、W の刻印です。

これは初めて見ましたよ。

W(アルファベット刻印)は数字の刻印の後です。

私の経験だと、トップボタン裏で見るのですが、、、

それが隠しリベット裏にありました!

レアディテールです。

その流れで、、、トップボタン裏を見ていきましょう。

14 刻印でした!

14 と W が同じ個体に採用されています。

という事は、、、14=W ではありませんか?

これも新発見です。

Wは工場の頭文字だと思います。

どこなのでしょうか?

少しづつ、謎を解明していきたいと思います。

次にフライボタンをチェックします。

下地がブツブツの 通常R 刻印です。

※一瞬、足長Rに見えますが 下地のブツブツがちょうどそこにあるからです。

ここまでのディテール判断だと、革パッチになります。

下地ブツブツの通常R=革パッチ期(限定)

足長R=ギャラ入り紙パッチから、、、ビッグEの頃まで続きます。

後ろ身頃をチェックしていきたいと思います。

センターループずれです。

オフセットループとも呼ばれます。

革パッチの最終でもオフセットになるので

まだ、革パッチの可能性があります。

紙の破片が、、、

ちょっとだけ残っていました。

紙パッチのギャラ入りでした!

※ステッチがここまで綺麗に残るのは紙パッチです。

革だと外れる時にステッチも一緒に引っ張られて、無くなる事が多いです。

ここまでのディテールを見ていくとわかりますが、、、

革パッチ~紙パッチギャラ入り への移行期ですね。

ここから紙パッチの年代だときっちり線を引くのは難しいです。

フライボタンがブツブツの通常Rでも、紙パッチギャラ入りは存在します。

1954年~55年頃ではないのでしょうか?

最後に後ポケットをチェックします。

綺麗なカーブを描いた、アーキュエイトステッチです。

最後に、、、またレアディテールがあります。

赤タブが サークルR なのです!

(通常は LEVI’S の刺繍)

XXの年代でサークルRはかなり珍しいです。

しかも、革パッチ~ギャラ入り期で発見しました。

過去ブログで紹介したのが最古のサークルRだと思っていましたが、、、

こちらをクリック

それよりも古い物が出てきました!

いやー

今回の501XXはマニアにはたまらない レアディテールの数々、、、

見ていて、本当に面白かったです。

まだまだ、知らないディテールがありそうですね。

これからも 自分なりにマイペースで 探求していきますね。

では!

・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。

https://hands-on-jeans.com/nagare.html

・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。

https://handsonjeans.thebase.in/

(BASE検索 hands-on-jeans)

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Translate »