リーバイス501 ビッグE(不均等V)Vステッチ前期型 パッチAタイプ ボタン裏6とE

こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。

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今回紹介するのはこちらです。

色が濃くて状態の良いジーンズです。

アウトシーム側を詰めてあった跡があるのが、残念ですね、、、汗

この画像で大体の年代がわかってしまいます。

詳細を見ていきましょう!

小股のカンヌキがずれています(通称ズレカン)

これでビッグEの初期型(Wネーム期)の可能性があります。

隠しリベットはありません。

XXではありませんね。

トップボタン裏が6です。

そして、帯先はVステッチです。

これでビッグEの前期型(初期型かも)は間違いありません。

フライボタン(小ボタン)裏は E でした。

6=E 同じ工場でしょう。

(Eの刻印ボタン裏が余っていたから?)

一説よると、Eはエルパソ工場の頭文字だと言われています。

コインポケットの裏はシングルステッチでした。

ビッグEの後期型からここはチェーンステッチに変わって行きます。

トップボタン横のVステッチ(ウエスト上シングル)とコインポケットのシングル

トップボタン横の並行ステッチ(ウエスト上チェーン)とコインポケットのチェーン

この両者のステッチの移行時期は近いような気がしています。

後身を見ていきましょう。

アーキュエイトステッチが糸切れして部分的に無くなっています。

ステッチのピッチが広めです。

糸切れしやすい綿糸を使っています。

ビッグEですが、ここだけ見るとXXのような印象ですね。

ある意味、XXからビッグEへの移行期というのが予想出来ます。

赤タブをチェックします。

もちろん ビッグE でした。

ここでの注目は Vの幅です。

左右の幅が違っている 通称 不均等V(ポリエステル素材)です。

これよりも古いタイプは 通称 均等V(レーヨン素材) なのですが、、、

ここの移行期は非常に長かったと思います。

古いタイプの在庫がかなり余っていたと予想します。

以前は XX=均等V ビッグE=不均等Vだと思っていましたが

その逆パターンを数多く見てきました。

なので、ビッグEタブのVだけでは年代は絞れないと思います。

パッチが綺麗に残っています。

これで答え合わせが出来ます。

501 Aタイプ でした!

パッチが無かったら、、、Wネームかと判断してしまいそうな感じです。

Wネーム直後のAタイプでしょう。

これもビッグEの初期型だと思います。

今回のディテールに非常に近い物が過去ブログにありました。

こちらをクリック

こちらはパッチが欠損していましたが、、、

もしかしたら これもAタイプだったのでは?

という予想です。

501のWネームと今回のAタイプにおいては

ディテールに違いが無いと言っても過言ではありません。

ほぼ同年代だと思います。

Wネームって本当に数が少ないレア物なんですね。

(パッチ表記でしか判断出来ません)

では!

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