こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。
インスタグラム投稿の際は ハッシュタグ ♯handsondenim をお願い致します。
今回紹介するのはこちらです。
色が濃くて状態の良いジーンズです。
アウトシーム側を詰めてあった跡があるのが、残念ですね、、、汗
この画像で大体の年代がわかってしまいます。
詳細を見ていきましょう!
小股のカンヌキがずれています(通称ズレカン)
これでビッグEの初期型(Wネーム期)の可能性があります。
隠しリベットはありません。
XXではありませんね。
トップボタン裏が6です。
そして、帯先はVステッチです。
これでビッグEの前期型(初期型かも)は間違いありません。
フライボタン(小ボタン)裏は E でした。
6=E 同じ工場でしょう。
(Eの刻印ボタン裏が余っていたから?)
一説よると、Eはエルパソ工場の頭文字だと言われています。
コインポケットの裏はシングルステッチでした。
ビッグEの後期型からここはチェーンステッチに変わって行きます。
トップボタン横のVステッチ(ウエスト上シングル)とコインポケットのシングル
トップボタン横の並行ステッチ(ウエスト上チェーン)とコインポケットのチェーン
この両者のステッチの移行時期は近いような気がしています。
後身を見ていきましょう。
アーキュエイトステッチが糸切れして部分的に無くなっています。
ステッチのピッチが広めです。
糸切れしやすい綿糸を使っています。
ビッグEですが、ここだけ見るとXXのような印象ですね。
ある意味、XXからビッグEへの移行期というのが予想出来ます。
赤タブをチェックします。
もちろん ビッグE でした。
ここでの注目は Vの幅です。
左右の幅が違っている 通称 不均等V(ポリエステル素材)です。
これよりも古いタイプは 通称 均等V(レーヨン素材) なのですが、、、
ここの移行期は非常に長かったと思います。
古いタイプの在庫がかなり余っていたと予想します。
以前は XX=均等V ビッグE=不均等Vだと思っていましたが
その逆パターンを数多く見てきました。
なので、ビッグEタブのVだけでは年代は絞れないと思います。
パッチが綺麗に残っています。
これで答え合わせが出来ます。
501 Aタイプ でした!
パッチが無かったら、、、Wネームかと判断してしまいそうな感じです。
Wネーム直後のAタイプでしょう。
これもビッグEの初期型だと思います。
今回のディテールに非常に近い物が過去ブログにありました。
↓
こちらはパッチが欠損していましたが、、、
もしかしたら これもAタイプだったのでは?
という予想です。
501のWネームと今回のAタイプにおいては
ディテールに違いが無いと言っても過言ではありません。
ほぼ同年代だと思います。
Wネームって本当に数が少ないレア物なんですね。
(パッチ表記でしか判断出来ません)
では!
・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。
↓
https://hands-on-jeans.com/nagare.html
・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。
↓
https://handsonjeans.thebase.in/
(BASE検索 hands-on-jeans)