こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
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今回紹介するのはこちらです。
かなり穿き込まれて、リペアも色々とされている古着です。
小股ステッチ上にカンヌキ留め無しです。
という事は501XXです。
サイドステッチが非常に長いです。
これは片面タブの可能性があるディテールです。
(両面タブだと、長いのと短いのが混在します、、、短い方が多いような気がします)
リベット刻印が中央寄りになっています。
これは、、、片面タブ確定のディテールです。
片面タブは1952年までです。
これは通称47モデルなのですが、、、
前期型の1947年~50年頃はリベット刻印が中央寄り
後期型の1950年~52年頃はリベット刻印が全体に広いようです。
※この傾向は506XX(1stタイプのGジャン)でも見られます。
この頃はベルトループ幅が太いのも特徴ですね。
1954年頃の両面タブ、革パッチモデルでセンターループが
オフセット(ループずれ)になります。
その頃からベルトループ幅も狭くなるようです。
フライボタン下地がフラットなのも、片面タブの特徴です。
両面タブへの移行期(1952年~53年)もこのボタンですが、、、
片面タブ期を象徴するボタンだと思います。
ボタン裏が膨らみのあるドーム状です。
これは、、、1950年代に入っても採用されているような気がします。
移行期が長かったので、在庫が余っていたのでは?
後ろ身頃をチェックしていきましょう!
革パッチです。
当時の物は、かなり縮みます。
縮んだまま、革がビロビロになっていて外れそうだったので
下側を縫い付けました。
※弱った革はミシンでは縫えません、、、圧力で破れやすいです。
なので、手縫いで優しく縫わないといけません。
かなり気を使う作業ですね、、、汗
確認ですが、、、片面タブです。
最後に隠しリベットです。
刻印がありません。
1940年代はまだ工場番号が存在していないという事になります。
そう言えば、
1950年~52年頃の501XX 片面47モデル後期型 には隠しリベットに刻印がありましたね。
過去ブログで紹介しています→こちらをクリック
片面47モデルでも、前期型と後期型ではパーツの仕様がかなり違います。
生産数の増加から? 会社の製品管理体制が変わったと思います。
そして1950年頃から、工場番号が刻印されます。
これはリーバイス社として歴史的な出来事だと思います。
この後、ずっと工場番号の管理は続くからです、、、最終的にはトップボタン裏555
バレンシア工場が閉鎖する2003年までの歴史的なディテールになります。
今まで、隠しリベットの刻印はあまり気にしていませんでしたが
次から、チェックしないといけませんね。
工場番号も少ないので、調べやすい気がします。
(個体差の原因が工場別の特徴かもしれませんので)
では!
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