こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。
・インスタグラム復活しました、、、
アカウントは hands.on.denim です。
↓
https://www.instagram.com/hands.on.denim/?hl=ja
今回紹介するのはこちらです。
ヒザから極端にフレアしているのでベルボトムタイプです。
リーバイスのベルボトムで有名なのは 646 という品番です。
私も20代のスリム体型の時は、646を穿く事もありました、、、懐かしい
(ヒッピー系ファッションが好きな時もありました)
スソ幅が約29センチもあります、、、汗
これは 646なのか?
646ってこんなに広がっていたかな?
後ろ身頃をチェックします。
ダメージがほとんどない、状態の良い古着ですね。
オレンジタブのスモールe です。
これで1973年以降だと思います。
※オレンジタブのビッグEで 内タグ表記1975年製 というのも見た事あります。
オレンジタブのビッグEは赤タブよりも切り替わるのが遅かったように思います。
綺麗な縦落ちをしていますね。
501で言うと、66前期モデル(1973年~76年)のような縦落ちです。
やはり70年代っぽい感じがします。
プリシュランクデニムを採用しているので
トップボタンは銅色です。
ジッパーは有名な タロン42 を使っています。
ボタン裏 8 でした。
この 8 というのは年代判別で重要かもしれません。
501の場合は ボタン裏が3桁に変わったのが 1981年頃です。
ざっくり書くと、、、
ボタン裏 1桁数字だと 1980年以前(16は例外)
ボタン裏 3桁数字だと 1981年以降 ということになります。
ジッパーの裏側もチェックします。
USA刻印があります。
(復刻はUSA刻印がありません)
さて、、、最後に答え合わせをしましょう!
内タグをチェックします(赤線部分に注目)
まずは、品番ですが 684 でした!
実は依頼主さんも知らなかようです(646と勘違いされていました)
646(ベルボトム)よりも更にスソがフレアしたタイプで
通称 ビッグベル と呼ばれています。
・ベルボトム→鈴のようなスソ
・ビッグベル→デカい鈴
直訳すると、こんな感じ(笑)
次に 数字の 5が年なので
(左にある月の数字が消えて読めない、、、汗)
1975年製でしょう。
そして、右の 8 というのが製造工場番号(ボタン裏と一致します)
これで全ての謎が解けたと思います。
スッキリしました!
1970年代のヒッピームーブメントの中で
誕生した684 ビッグベルです。
当時の若者の個性をアピールするには
646のフレアでは 物足りない人がいたのでしょう。
このジーンズを今穿くと、かなり目立つと思います。
(個性を出すには良いアクセントですね)
では!
・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。
↓
https://hands-on-jeans.com/nagare.html
・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。
↓
https://handsonjeans.thebase.in/
(BASE検索 hands-on-jeans)