ジーンズリペア&リメイク hands-onの裏ブログへようこそ。
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それでは、今回紹介するのはこちらです。
Gジャンです。
この形なので、、、今更説明不要ですかね?
リーバイス 507XX 通称セカンドジャケット です。
セカンドがデビューしたのが1952年です。
セカンドの最初期には赤タブの片面刺繍が存在したので
片面タブが1952年までの採用だと言われているんですね。
(1953年から両面タブへ移行したと言われています)
私も片面タブのセカンドを持っています、、、ソデが無かったのでリメイクしました。
旧ブログで紹介しています→こちらをクリック
という訳で、、、赤タブをチェックします。
両面タブでした。
1953年以降です。
パッチが無いので、革パッチ(1954年まで)
紙パッチ(1955年以降)かの判断が出来ません。
どちらでしょうか?
セカンドの年代判別で次にチェックするのは
帯の縫製です。
帯下がシングルステッチだと前期型
帯下がチェーンステッチだと後期型だと言われています。
(501のビッグE と同じような判別部分ですね)
これはシングルなので前期型です。
前期型までは判ったのですが、革パッチか紙パッチかの年代判別は出来ません。
ちなみにボタン裏の刻印は17です。
そして、、、ピカーン!
ひらめきました、、、
リベットの素材で年代判別出来るのでは?
※この方法は当店独自だと思います、、、リベットを解体する際に気づいた事ですから。
打ち抜きリベット 銅製だと1953年以前なので、革パッチ確定
打ち抜きリベット 鉄製の銅メッキだと1953年以降なので、革パッチの最終~紙パッチギャラ入りでないか!
ソデ先にリベットが付いています。
このリベットの色と形状は、、、
銅製っぽいです。
磁石でチェックします、、、
付きません、、、
やはり銅製です。
という事は 革パッチ確定じゃありませんか?
両面タブで打ち抜きリベットが銅製 1953年製でしょう。
(両面タブになったばかりの頃)
ちょうど同じタイミングで
1本のジーンズが入荷していました。
リーバイス501ZXXのセンターループずれ
(ジッパーフライの画像無しでスミマセン、、、恥)
紙パッチの欠片があります。
1955年以降です。
(紙パッチのギャラ入りでした)
こちらのリベットをチェックします。
この形状と色で 打ち抜きリベット 鉄製の銅メッキだと思います。
※使い込むと先端の突起部分のメッキが剥がれて、鉄が出てくるようですね。
磁石に反応しました!
付いたまま持ち上げているのかわかります?
こうゆう違いがあるんですね。
面白い発見です。
リーバイスセカンドのGジャン両面タブで
パッチ判断基準(1953年以前)に出来るのではありませんか?
最後に色落ちを見ていきましょう。
やはりムラのある縦落ちをしています。
点と点がつながって縦筋になっていくようなニュアンス
(ビンテージ独特なので表現が難しい)
革パッチ期のデニムって味わい深いですね。
それでは!
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