リーバイス 701 片面47モデル ジッパーフライ コンマー ピンロック(片爪)

ジーンズリペア&リメイク hands-onの裏ブログへようこそ。

※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。

今回紹介するのはこちらです。

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非常に状態の良い古着のジーンズですね。

この画像だけでも、ビンテージデニムのオーラが出ています。

この2枚の画像でこのジーンズの事が判った人はかなりのマニアだと思います。

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ズドンと真っすぐなシルエットです。

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色落ちは少ないのですが、すでに繊細な縦落ちをしています。

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スソ幅が23センチ位あります。

これは何でしょう?

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アウトシームはもちろんセルビッチ(耳)付き

スソの折り幅が広めですよね。

(裏コバがやけに広いです)

チェーンステッチで縫ってあるのですが、斜めのウネリが無いので

これはユニオンスペシャルの43200Gでは縫っていないと思います。

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画像では見えにくいのですが、耳がピンクとブルーの2色使いなのです。

そしてライトオンスの生地を使っています。

(触った感じでは10~12オンス位)

不思議です。

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後ろ身頃からディテールをチェックしていきます。

パッチが付いていないので、まだ何とも言えませんね。

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イエロー綿糸が退色して、何とも言えない風合いです。

アーキュエイトステッチがあるので大戦モデルではありませんね。

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でも片面タブ、、、47モデル?

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センターループはど真ん中です。

ループ幅は13~14ミリ 若干広め

中央が微妙に膨らんでいます。

そしてステッチはオールイエロー綿糸のようです。

やはり年代物に間違いない、、、

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さて、フロント部分をチェックしていきましょう!

これで全貌が明らかになります。

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脇押さえのサイドステッチが異常に長いです。

47モデルの特徴はここに出ていますが、、、

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帯下から計測すると28センチ位ありますよ!

こんなに長いのは初めて見ました(驚)

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こちらのジーンズはジッパーフライでした!

(前立ての色落ちで判断できると思いますが、、、)

コンマーのジッパーを使っています。

トップボタンが鉄製のシルバーです。

501ZXX?

いや、、、501ZXXで片面タブはあり得ない。

1954年のデビューだから両面タブじゃないとおかしい、、、

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しかも、、、ピンロック(片爪)式です。

以前 裏ブログで紹介した501ZXXはコンマーのカムロック(両爪)式でしたね。

それよりも古い作りです。

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コインポケットをチェックします。

縮んでシワになっていますが、501のような斜めのカミナリシワじゃありません。

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耳は使っていませんね。

生地は縦向きに使っているようです。

でも斜めのシワが出ていない、、、

この理由も最後に説明します。

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リベット刻印が中央寄りです。

CO の O は大文字

1940年代後半のディテールです。

やはり戦後の47モデルでしょう。

(戦前だと、Co で o が小文字になりますから)

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さて、裏側をチェックします。

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トップボタン裏はドーム状でプックリ膨らんでいます。

(ボコボコでいびつな形状です)

これも1940年代のディテールです。

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リベット裏は銅色

錆びていないので鉄製の銅メッキでは無いようです。

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隠しリベット付き

リベットに数字の刻印がありませんね。

両面タブになる1953年頃からは数字の刻印が入るようですが、、、(たぶん)

こちらも銅色ですが

暗いこげ茶みたいな色です。

素材が気になります。

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という事で、磁石チェックです。

反応しません、、、やはり銅製です。

私の検証結果では 1953年以前は銅製でした。

(大戦モデルはまだ未検証です、、、無刻印のは鉄製と言われていますので検証したい!)

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隠しリベットです。

ピタッと付いた!

磁石に付いたリベットが引っ張られているのがわかります?

鉄製の銅メッキですよ!

そうなると大戦モデルや戦前の1937モデルはどうなんだろう?

ちょっと気になります。

今度入荷したら、チェックしたいです。

さて、これディテールのチェックは終了します。

製造された年は戦後の1947年~49年頃だとわかりました。

501ZXXではない、、、

じゃあ何なんだ!

マニアのみなさんはすでにお判りだと思います。

答えは、、、701!

701とは、、、501(当時だと501XX)のレディース版です。

一番の特徴はシルエットです。

ページ先頭の画像をもう一度確認してみてください。

ヒップラインが極端にカーブして、ウエストが絞れているでしょう!

女性の体型に応じて、作ったのでしょう。

701が世界初のレディース専用ジーンズだと言われています。

あのマリリン・モンローが愛用した事で世間に広まったと言われています。

通称 モンローモデル と言ってマニアの間では有名です。

いつ頃 この701はデビューしたのでしょうか?

ネット検索すると、色々と情報は出てくるのですが

勝手に使うと問題がありそうなので、、、

( 701 マリリンモンロー )で検索するとかなりヒットします。

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という訳で、、、

祥伝社 BOON VINTAGE Vol.1 を参考文献とさせて頂きます。

(平成9年に発売された雑誌です、、、この雑誌もかなりレアかも?)

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P39にこのような説明があります。

この雑誌によると1935年頃にデビューしたようです。

戦前の頃にレディース用ジーンズの需要があったのですね。

(当時は単なる作業服だと思っていましたが、、、)

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パッチに注目です。

SANFORIZED サンフォライズド、、、一般的な防縮加工の事です。

この当時から一般的な防縮加工はあったようです。

(今でも、このサンフォライズド加工は幅広く使われています)

コインポケットのシワが斜めにカミナリ状になっていないのは

生地が防縮加工されていたからだったのですね。

※リーバイス社独自の PRE₋SHURUNK デニムが登場するのは

1961年 551ZXXのデビューと同時だったはずです。

あとはサイズ表記が Hip W L と3つあるのも興味深いです。

(現代のレディースジーンズにHip表記は無いですよね、、、)

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別のページにこんなレアなモデルも紹介されていました。

701の大戦モデル!

説明文を読むと、、、フロントがボタンフライだったようですね。

701がいつからジッパーフライになったのか

判らなかったので、超マニアな方にお聞きしました。

(私の知識なんてまだまだですから、、、)

そしたら戦後の47モデルからだそうです!

その超マニアな方は 「後ろポケットにむき出しリベットの

最初期701を持っていますよ!」  との事(驚)

世の中には本当に凄い人がいます、、、

さて、今回のウンチクはこれで終了します。

この状態の良いジーンズ、、、どこをリペアするの?って感じですよね。

リペアはしません。

実はリメイクをします!(驚)

凄い依頼が来てしまいました、、、

このお宝を解体しないといけません(大汗)

超ビビりながら、頑張りたいと思います。

では!

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